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2015/04/09 (Thu) 07:22

走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹   (著)



登録情報


ペーパーバック: 272ページ
出版社: 文藝春秋 (2010/6/10)
言語: 日本語, 日本語, 日本語
ISBN-10: 4167502100
ISBN-13: 978-4167502102
発売日: 2010/6/10
商品パッケージの寸法:  15 x 10.7 x 1.5 cm


内容(「BOOK」データベースより)


もし僕の墓碑銘なんてものがあるとしたら、
“少なくとも最後まで歩かなかった”と刻んでもらいたい―
1982年の秋、専業作家としての生活を開始したとき路上を走り始め、
以来、今にいたるまで世界各地で
フル・マラソンやトライアスロン・レースを走り続けてきた。
村上春樹が「走る小説家」として自分自身について真正面から綴る。





(Amazonより


エッセイともちがう、複数の章から構成された
個人的な文章だと思った。
父が学生時代に陸上部に所属していたので
テレビで中継があると必ずマラソンが流れていた。
一時期は録画までしていた。
ただ走ってる。
なぜ人はそれに魅了されるのか。
私はよくわからない。
四年ほど前ひとなつの間だけ毎日走っていたことがあった。
なぜそんなことをしていたのか理由は覚えていない。
冬の初め、雪がちらついていたのをみてすっぱりやめた。
毎日午後ほぼ同じ時間に同じコースを走る。
くるしい。
たのしくない。
でも家の近くに来た時、たまにふっと体がかるくなることがたまにあった。

これは著者が走ることについて書いた文章だ。
当時どこに住んでいて走ってなにを思ったのか。
今まで参加した大会にむけて、どのように練習したのか
それだけの本だ。
走ってみたいとは思わなかった。
でも著者はきっと今日も走っているのだろう。
それだけは確かだ。
シューズで地を蹴って、足を前に出し続ける。
ジョガーにとって同じ場所でも
走って見える景色は全く違うものなのかもしれない


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