不格好経営―チームDeNAの挑戦
南場 智子 (著)
登録情報
単行本: 266ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2013/6/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4532318955
ISBN-13: 978-4532318956
発売日: 2013/6/11
商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.4 x 2.2 cm
内容(「BOOK」データベースより)
チームDeNAは、
なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくても、
と思うような失敗の連続を、
ひとつひとつ血や肉としてDeNAの強さに結びつけていった。
とてもまっすぐで、一生懸命で、
馬力と学習能力に富む素人集団だった。
創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏
(Amazonより
DeNAといえばモバゲー、もしくはプロ野球と思っていた。
社長は江戸っ子のようなチャキチャキのおばさん。
読んでみたらそのイメージは変わった、というのはよくあるけれど
こんなに笑った社長本ははじめて。
とにかくおもしろい!
そして、これもDeNAのサービスだったのか!というのが多かった。
オークションサイト「ビッターズ」(現在はDeNAショッピング)
ここから始まった。
「これからオークションサイトがきますよ!」と
マッキンゼーのコンサルタントとして話していたら
「じゃあ、あなたがやってみたら?」の一声で会社を作ってしまうという行動力。
ビッターズ、モバオク、ポケットアフェリエイト、そしておなじみのモバゲー。
会社というよりは、大学のサークルのようなそんな雰囲気。
それは著者の前向きで
「たのしいことを、おもしろいことをしたい!」という気持ちの表れだと思う。
もちろん楽しいことばかりではない。
むしろ大変なことのほうが圧倒的に多い。
次々と起こるトラブルに創立当初手を貸してくれた人々はやはり
著者のひととなりとその情熱にあてられたのだろう。
トップに立つには「じゃあやっといて」と相手に任せることが大切だと思う。
なんでも抱え込むのではなく、信頼して任せる。
そのさじ加減はとても難しい。
けれど著者はそれをさらりとこなして、前に進む。
一度立ち止まりかけた時もそうだ。
携帯=出会い系ではないと、安全健全にと迅速に対応したりと視野も広い。
人たらしなのだと思う。
当たり前に悩んで騒いでふつうのおばさんな部分もある。
けれどやはりケタ外れの情熱と前向きさに人は惹かれるのだろう。
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