たべるしゃべる
高山 なおみ (著)
登録情報
文庫: 273ページ
出版社: 文藝春秋 (2012/3/9)
ISBN-10: 4167801736
ISBN-13: 978-4167801731
発売日: 2012/3/9
商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
内容(「BOOK」データベースより)
人気料理家・高山なおみが、敬愛する9人の家や仕事場をたずねた。
台所や調理道具を借りて料理を作り、食べながら語り合う。
食事をともにすると、
これまで見たことのなかった彼らの顔が現れ、
唇からは物語がこぼれた。
食卓でしか聞けない味わい深いストーリー。
カラー48ページ、さらに38のレシピ付き
(Amazonより
昔まだよしもとばなな先生が「吉本」だったころ
著者のことがよくエッセイに書かれていた。
当時レストランをされていたようでとてもおいしいものをぱぱっとだして
いつもにこにこしているというイメージだった。
「いつ帰ってもおなかがすいてもいいようにと思ったのだ」は其の頃のことだと思う。
ものすごく孤独な人だと思った。
心の中に静かな嵐があったのだろ思う。
ところが
この本にはそういったのが一切ない。
初期のよしもと作品が好きな人にはたまらない
気取らない、色にしたらナチュラルベージュ
そこに時折鮮やかな色がまじる。
そんな感じがする。
今まで仕事を一緒にしたり、かかわったひとたちと
もっと話がしたい。
話がききたい。
だから会いに行ってごはんを作って一緒に食べた。
その時に思ったことがつづってある。
このあらすじを読んで、本書を読んで。
なんというか、あらすじが違ってみえた。
確かに書いてあることはそうだけれども
会いに行ったひとの今までの人生まで包み込んでしまったような。
ごはんを作って一緒に食べる。
たったこれだけのことなのに、實はごはんってすごいことなのかもしれない。
そう思わずにはいられない本だった。
なによりもこれすごいのは。
自分で調理道具はほぼ持って行ってないんですよね。
その人の台所にあったのつかってる。
おうちじゃなくて事務所にいったりもしてるので
あるものでぱぱっと!ってすごい。
よその台所ってつかいにくいのがふつうなので
そう考えるとプロってすごいなあ!
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