増補 ザ・ママの研究
信田さよ子   (著)

登録情報

単行本（ソフトカバー）: 124ページ
出版社: イースト・プレス; 増補版 (2011/10/4)
ISBN-10: 4781690122
ISBN-13: 978-4781690124
発売日： 2011/10/4
商品パッケージの寸法:  18.8 x 13.2 x 1.2 cm

内容（「BOOK」データベースより）

いくつになっても、世界でいちばん好きな「ママ」、
そして世界でいちばんウザい「ママ」。
私たちに必要なのは「絆」なんかじゃない―
ママのタイプ分けからはじめる、
世界初のママ研究。
ふろく(増補)=「ザ・パパも研究」。



(Amazonより




タイトル、中身よりもまず装丁がすごい。
なんというか小学五年～中学生くらいの女の子が書いたような「ママ」の文字があふれています。
さらにすごいのは表紙だけでなく、中身もで同じような感じで
カラーペンで書かれたイラストや文字で装飾されている。
あまりのすごさに家人に見せたら
「大人に見られないように子供っぽいけばけばしさを出してるんじゃないの？」
なるほど。
これは大人だったら躊躇する感じがあるもんね。
どうして大人が手を伸ばしたらダメか。
女の子がママに対する悩みの本だから。
思春期特有の「彼氏がー」とかではなく、ママ本人についての悩み。
これ子供のころ読めたらどんなに楽だったろうか。
友人の母親が本当に素敵な方で、どうして私のお母さんは…と一度は思ったことがあると思う。
世のなかに様々な人がいるように、母親も様々だ。父親だって。
子供は20まで親に保護されるものであるが(法律的にも)
でも親の所有物ではないと思う。
子供だって一人の人間だ。
難しいけれど、「ママおかしいよ」と言いたくて我慢していたことを言ってもいいのです。
ひとりの人間として成長していくうえでのちょっとした手助けをこの本はしてると思う。
女の子向けですが男の子にだって読んでほしい。
そして親は身をひきしめましょう。
子供の人生は親のものではないのです。

そして
いま母親との関係で悩んでる成人女性もぜひ。
母親との距離感で悩んでるのはあなただけではないのです。
私も思うところがあったから読みました。