イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言
デービッド・アトキンソン (著)

登録情報

新書: 208ページ
出版社: 講談社 (2014/10/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062728702
ISBN-13: 978-4062728706
発売日： 2014/10/21
商品パッケージの寸法:  17 x 11.6 x 1.8 cm

内容紹介

元ゴールドマンサックスのカリスマアナリストとして
日本の金融再編に多大な影響力を与えながら、
日本の国宝・重要文化財を守る江戸時代より続く
老舗企業の経営者へと転身したデービッド・アトキンソン氏が、
オックスフォードの日本学と
ゴールドマンサックスの財務分析を駆使し、
「日本」の経済と文化を深く考察。
日本人だけが知らない「日本の弱みと強み」をわかりやすく解説する。

(Amazonより



アナリストはどんな仕事か漠然としかわからなかったので調べてみました。

「アナリスト(Analyst)
分析家、または評論家のこと。
職務上、物事や事象に関する分析を行う人。
証券会社・シンクタンクにおいて業界分析・企業分析の仕事に従事する専門職。証券アナリストを参照。 各アナリストは自分の専門分野とする業界を有する。
上場株式の個別銘柄についてアナリストが出すレポートはアナリスト・レポートと呼ばれる。

外資系証券会社において基幹業務の補佐を行う入社1〜3年目程度の若手社員を指すこともある。
情報処理技術者の資格、システムアナリスト。
バレーボールでデータ分析を担当するチームスタッフ。」
(Wikipediaより)

著者は元ゴールドマン・サックスでアナリストをされていた方です。
そんな元金融系の外国人が、国宝など文化財を修復する老舗の会社の社長になりました。
ときくと
「へえ！どんなことがあって社長になったの？」と
俄然興味がわくと思いますが。
この本のメインはそこじゃないのです。
私もそこだろうとこれを手にしたのでびっくりしました。
これはイギリス人である著者が
「日本のここがおかしいので変えたほうがいいよ」本です。
だたの「外国人が日本文化にツッコミ入れた本」でありません。
元アナリスト視線でかかれているのでものすごくシビアです.
日本経済はもちろん、文化財を残す意味やその修繕費の問題
はては日本のおもてなしは本当におもてなしか？まで
実に耳の痛い話満載です。
しかし嫌いだったらここまで書くでしょうか？
正直著者はあまり日本がすきではないのかもしれないと感じました。
でも彼はあまり好きではないかもしれない日本の古来からの文化
茶道だったり、仏閣だったり寺院が好きだから書いたのだろうと
勝手に思っています。
すきの反対は嫌いではなく、無視です。
かかわらなければいいだけです。
それでもここまで書いた指摘してくれたのは
ちょっとうれしいことでもあります。
いつまでも気づかなかったら変わることはできません。
私たちが見えてない日本をすこしだけ見せてくれている本です。