タコの教科書
リチャード・シュヴァイド (著), 土屋 晶子 (翻訳)
登録情報
単行本(ソフトカバー): 207ページ
出版社: エクスナレッジ (2014/6/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4767818249
ISBN-13: 978-4767818245
発売日: 2014/6/28
商品パッケージの寸法: 18.6 x 13 x 2 cm
■内容紹介
タコは古代ギリシャの壺やポンペイの壁画にもその姿が描かれ、
古来より人間との関わりも深い。しかし、タコが最も高度な知性を持つ
無脊椎動物であることはあまり知られていない。
瞬時に身体の色を変える高度なカモフラージュ技術を持ち、
毒を含んだ墨で獲物を麻痺させ、その柔軟な身体を生かしてあらゆる場所に入り込み、
あるいは脱出する。一方その寿命は非常に短く、一生に一度だけの交尾を終えると、
その後ほどなく死を迎える。
日本の春画に描かれ、ヴィクトル・ユゴーやトマス・ピンチョンの小説に登場し、
クリムトの絵画に繰り返しモチーフとして現れるタコ。
本書はタコ学の最新の知見を取り入れつつ、タコが人間の文化の中で
どのように描かれてきたか、また現代の水産業におけるタコの流通事情まで、
あらゆる側面からタコの秘密に迫る。タコ好き日本人、必読の書!
浮世絵とタコの関係性を知りたくて手に取りました。
えーっと
それよりも始終「タコたべたいタコ!」となってしまったので
読み終わると同時に近所のスーパーに行ったら
刺身用のタコが格安で大量に手に入ったので
タコありがとう!でした。
タコの生態から飼育方法、
タコをモチーフとした文化、もちろん料理まで
まるっとタコの本は世界的にも珍しいそうです。
思うとじっくりみたことはありません。
脚があってそこに頭ついてて、胴っていったいどこなのよ?と思います。
ゆでると硬いし、しなこいし(方言
皮をはぐのが地味にめんどくさい。
なぜ先人はこれを食べようと思ったのか?
(どうでもいいですが食材のほとんどが
「なぜこれを食べようとおもったの?」にあふれてるきがします)
とても興味深かったのは
タコが頭がいいこと。
脳みそがらせん状にあって、でもものすごく記憶力がいい。
となりのタコが行ってることを観察して
かつ自分もそれを行える。
そんなタコですが、自然ではずっとひとり。
寝床にずっといて、おなかがすいたらでてくるという生活。
ほぼ誰とも関わらないで生きてます。
そして交尾するととたんに食欲が亡くなって
あんなに好きだった寝床にもいかずに
捕食してくださいといわんばかりの場所にぼんやりたたずむ。
生き物は生殖して増えるのが本能のひとつだとはおもいますが
ここまで極端なのは何なのでしょうか?
あのルックスは忌み嫌われれる一方で熱狂的にも好かれるタコ。
年々漁獲量も減ってます。
適度に愛して行きたいところです。
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