2015/04/07 (Tue) 06:16
帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。
高山 なおみ (著)
登録情報
文庫: 248ページ
出版社: 文藝春秋 (2009/4/10)
ISBN-10: 4167753693
ISBN-13: 978-4167753696
発売日: 2009/4/10
商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
内容(「BOOK」データベースより)
高山なおみが本格的な「料理家」になる途中のサナギのようなころの、
雨ではないが晴れ間でもない、
なにかの中間にいることの落ち着かなさ、
不安さえ見え隠れする淡い心持ちを、
そのままに綴ったエッセイ集。
なにげない日々のなにげない出来事が静かに心を揺らし、
切なく痛い。
カラー口絵、32レシピ付き。
(Amazonより
購入したのがずいぶんまえで、今回で三回ほど読み返していると思う。
よしもとばななのエッセイと、ほぼ日刊イトイ新聞とで著者を知り
料理人と知り、書店で出会って。
でもいまいちどんな料理を作るのかはしらない。
水のような膜につつまれた人だと思う。
書かれていた時期が人生において不安定な時だったからかもしれないが
晴れよりも、雨。
霧雨のような、しかし明るい静かな文章だと感じた。
時折フィッシュマンズについて書かれていたけれども
音楽を知らないせいか、その詩まで淡々とみえたのが印象深い。
食事はたのしく家族で一緒にというけれど
それらはたいてい静かで騒がしい空間で作られている。
どのようなものでも、すべては血となり肉となる。
無駄なものはこの世界にはなにもないそんな気がした。
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