メガ! :巨大技術の現場へ、ゴー
成毛 眞 (著)
登録情報
単行本(ソフトカバー): 144ページ
出版社: 新潮社 (2015/2/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4103292229
ISBN-13: 978-4103292227
発売日: 2015/2/18
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 1.4 cm
内容紹介
こんな時だからこそ、デッカイもの、見ようぜ!
写真たっぷり。大人の社会科見学へ、ゴー。
メガトン級設備の巨大さは、ディテールの緻密な現場技術があってこそ。
帝都高速地下網から、石油備蓄基地の巨大タンク群、世界初の浮体式洋上風力発電所、
地球深部探査船「ちきゅう」(写真)、奇跡的復興を遂げた日本製紙石巻工場、
山手線級の世界最大CERN加速器まで、普段入れない場所へ取材敢行。行った見た考えた! !
I ザ・巨大!
01 首都高・大橋ジャンクションの地下網
──地下を約8.4キロ掘っても誤差は約数ミリの精密さ
02 東海道新幹線の運行システム
──15秒刻みの緻密なダイヤを集中的に制御する秘密の場所
03 三菱重工業長崎造船所
──日本にエネルギーを運ぶ新型のLNG船が続々進水
II 次世代エネルギー
04 東京ガスの世界最大タンク
──横浜と川崎の地下に潜む世界最大容量のガスタンク
05 国家石油備蓄基地
──備えあれば憂いなしを体現する巨大タンク群
06 大企業集結プロジェクト
──世界初! 海に浮かぶ風力発電所 回転速度は新幹線並み
07 浜松ホトニクスの挑戦
──夢の「核融合発電」実現のカギを握る超強力レーザー
III 職人技──技術は細部に宿る
08 オハラのすごいガラス
──宇宙の果てを見通す精密な巨大ガラス
09 本が届くことの驚異
──1日最大200万冊を扱う日販の大流通システム
10 「グローバルニッチ」の未来形
──メガなのにディテールにこだわる日本
11 この本の紙をつくる人たち
──どんな紙でも精緻につくる 日本製紙と特種東海製紙
IV 宇宙・地球の起源を探る
12 130億光年先を見る望遠鏡
──超伝導素子を手作りする国立天文台
13 ミッションは「ちきゅう」
──海洋研究開発機構 地球深部探査船の内部
14 宇宙の謎を探る、世界のCERN、日本のKEK
──1兆円、完成まで12年の加速器で粒子をキャッチ
(Amazonより
文藝でもあまり作者買いをしないのに、著者の本はほぼ発売と同時に購入してます。
しかし今回はそうではありませんでした。
だってうらやましかったんだもん工場見学!
(実は居住地域は工場見学があっても、子供同伴じゃないとダメ、
平日じゃないとダメなど条件が多くあまりにも行けないのです。
一昔前よりは行けるようになりましたけども!ひどい!!)
そのおかげ?で、著者も参加されていらっしゃいました講演会で購入
サインまでしていただいたので結果オーライ!
うれしい!宝物です。
そんなわけで。
著者が日本全国そしてスイスまで!
巨大工場の技術のすごさをリポートされた本です。
昨年から何かと話題の浜松ホトニクス。
その社内にあるハイパワーレーザー実験施設の見学。
浜ホトだけでなくその施設で何が行われて、
それが私たちの日常にどのように生かされているかがわかりやすく書かれています。
また、オハラガラス。
ハワイのマウナケア山頂にある日本の国立天文台。
そこにある、すばる望遠鏡のレンズをつくった会社です。
ガラス本体の特徴である温度によって伸び縮みすること。
それとは逆に温度が上がってもほとんど伸びないガラスを開発。
(野外で行う天体観測には伸び縮みするガラスは不向き)
そのガラスがどうやってつくられているのががじっくりと書かれている。
JOGMEC国家石油備蓄基地、日本製紙石巻工場、日本出版販売王子流通センターなど
名前を聞いても「なんだろう?」でもそこで行われていることは
「それか!」「それがここで!」の連続です。
日常に密着しているけれど、知らない非日常の工場見学へ是非。
ちなみにこの本、紙がものすごく面白いので
ぜひとも書店で手に取っていただきたいです。
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