ウイスキーとダンディズム 祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方
竹鶴 孝太郎 (著)
登録情報
新書: 234ページ
出版社: KADOKAWA/角川書店 (2014/10/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4041023726
ISBN-13: 978-4041023723
発売日: 2014/10/9
商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
内容紹介
日本ウイスキーの生みの親であるニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。
若くからスタイルよくスーツを着こなし、
仕事ぶりから生活まで徹底して本物志向であった彼の姿を、
孫の視点から描く
(Amazonより
ニッカの創業者、竹鶴政孝を孫の立場からというなんとも珍しい本。
息子が父について、とはたびたび目にしますが、孫が祖父についてとは・・・意外とあるのかしら?
著者は昭和28年生まれ。
竹鶴、リタの初孫として生まれています。
子供のころから愛情たっぷり、しかし躾は厳しくされてきた事などが綴られております。
祖母であるリタは普段からきちんとしたドレスを着てアクセサリーもつけ、
化粧もしてから家族の前に現れていたそうです。
部屋を一歩出たらそこはパブリックな空間というホテルのルールと同じ考えで育っていたのを
ずっと行っていました。
和食以外は常にナイフとフォークでテーブルマナーもしっかりというスコットランド式。
と思えば食通の祖父が「出来立て、作り立てじゃなければ食わん!」と
常にあたたかな作り立てを提供するよう、著者の母と祖母が奮闘していたり。
思い出のおふくろの味がスコットランド料理だったりと
和洋折衷とはこのことか!というエピソード満載です。
今ならまだしも、60年以上も前にこんな生活をしていたのか!ということにも驚きです。
また孫という立場だからこそ、祖父母はこう思っただろうなと2人の人生を丁寧にひも解いています。
目の色に合わせて服を選ぶのよと教えてくれた祖母。
ウイスキーを学ぶのはおしゃれを学ぶことだと身をもって教えてくれた祖父。
偉大なる日本のウイスキーの父、ではなく
一人の人間としての彼を書いた本です。
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