百舌鳥魔先生のアトリエ
小林 泰三 (著)
登録情報
文庫: 337ページ
出版社: KADOKAWA/角川書店 (2014/1/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 4041011906
ISBN-13: 978-4041011904
発売日: 2014/1/25
商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
内容(「BOOK」データベースより)
「あなた、百舌鳥魔先生は本当に凄いのよ!」
妻が始めた習い事は、前例のない芸術らしい。
言葉では説明できないので、とにかく見てほしいという。
翌日、家に帰ると、妻がペットの熱帯魚を刺身にしてしまっていた。
だが、魚は身を削がれたまま水槽の中を泳ぎ続けていたのだ!
妻が崇める異様な“芸術”は、さらに過激になり…(表題作)。
他に初期の名作と名高い「兆」も収録。
生と死の境界をグロテスクに描き出す極彩色の7編!
(Amazonより
ラヴクラフトが読みたいと購入して
読んだらちょっと理解できない部分があって
ググったらこの本に載ってる話が氏をリスペクトして書かれたのがあるよということで。
短編集で7作が収録。
ぶっちぎりで「兆」がよかった。
逆に「朱雀の池」はちょっとよくわかんなかった。
「兆」はどんどん語り部(というかその軸になる人)が変わってくのに
それがすべて最後にきれいにまとまってる。
この長さだからこそのまとまりで
中だるみもなく、疾走感も素晴らしいなあ。
代表作「百舌鳥魔先生のアトリエ」
妻が一番悪い気がするのですが。
百舌鳥魔先生の作品が芸術だと褒め称えたのも
最後の作品に仕向けたのも妻なわけで。
この緩やかに狂ってくのめりこんでくのは著者の書く魅力みたいなものかと思ったり。
でラヴクラフトリスペクトは
最初に収録の「ショグゴス」で。
ラヴクラフト初心者としてはいまいちよく理解できないというか。
いろいろ読み込んだあとで再読すればもうちょっと理解できるかな?
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