鳥類学者 無謀にも恐竜を語る
川上 和人 (著)
単行本(ソフトカバー): 272ページ
出版社: 技術評論社 (2013/3/16)
ISBN-10: 4774155659
ISBN-13: 978-4774155654
発売日: 2013/3/16
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2 cm
内容(「BOOK」データベースより)
本書の主題は、鳥類と恐竜の緊密な類縁関係を拠り所とし、
鳥類の進化を再解釈することと、恐竜の生態を復元することである。
この本は恐竜学に対する挑戦状ではない。身の程知らずのラブレターである。
Amazonより
2013年4月に家人からもらった本である。
当時いろいろストレスを抱えていたせいか
あまり楽しくないなあと途中で本棚に戻してしまいました。
(こういうのは本当に稀です)
それから一年半。
ふと思い立ち読み始めておもったこと。
「前よりずっとおもしろい!!」
読まなかった間、本が変わったわけはないのだから変わったのは私か?
小学校の恩師に
「本は変わらないけど、いつ読むかで内容が全く違うものになるんだよ」
といわれました。
その当時は(中2.転勤の際に会いに行ったら言われました)
何とも思いませんでしたが
それが沁みた一冊です。
恐竜についてなぜか鳥類学者が書いた本です。
なぜ鳥の専門家が恐竜?とみた人全員が思うタイトル。
ある意味掴みはオッケーかと。
なんでなんで?と疑問に思ったら著者の思う壺でしょう。
で読む。
非常にとっちらかった本です。
本文に、挿絵に、そして欄外に解説まであります。
しかもこの解説、なんというか著者のセルフつっこみ満載です。
むしろこっちのほうが面白いじゃねーか、な部分もあり。
本文に全く関係ないことも書いてあったりです。
非常に騒々しいったら!(ほめてます
読みながら書いたメモを読み返したら
「解説が面白いからさらに自分で調べだして
本文が進まない。くそう。」
実際いつもは3日ほどで読み終える厚さ(私個人の場合です)なのに
この本は10日もかかっています。
恐竜が鳥に進化した。
恐竜といえば始祖鳥が鳥っぽいですが
・白い鳥がいるように恐竜にも白いのはいたのか
・渡り鳥のように「わたり」はしたのか
など、鳥の研究をしてるからこその著者の切り口で果敢に攻めていきます。
勢いとノリで書きつつ、なのに時折冷静に。
著者だから考え付いた新しい恐竜論です。
この本に書かれていることが数年後に証明されるといいなー
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