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2014/05/26 (Mon) 13:20
ぼくの脳を返して~ロボトミー手術に翻弄されたある少年の物語~
ハワード・ダリー


単行本(ソフトカバー): 400ページ
出版社: WAVE出版 (2009/11/21
)言語: 日本語
ISBN-10: 4872904443
ISBN-13: 978-4872904444
発売日: 2009/11/21
商品パッケージの寸法: 18.8 x 12.8 x 2.4 cm 

内容紹介
「私の名はハワード・ダリー。1960年、12歳のときにロボトミー手術を受けた」

養母によって"悪魔の手術"ロボトミーを受けさせられた、
ごく普通の少年だったハワードは、54歳になったとき、
医学界の恥ずべき歴史の1ページを暴き出すことになる。
本書は家族に捨てられ、10代を精神病院、20代を拘置所、
30代を酒場で過ごした男の力強くも感動的な生き様を描いた、生存者の物語。



これは最もひどい幼児虐待だと思った。
義母にあたるひとが、自分の子供ではない子(連れ子)を嫌うのは
悲しいことだけれどもありふれたことと思う。
けれども、その子がいなくなればいいのにと思い
行動をおこすのは異常としか思えない。
ハワードはだれからも愛されてなかった。
精神病院、もしくは少年院にいるからといって
教育をし愛さなくていいわけではない。
ロボトミーはこの不幸のきっかけで
大人はこの義母の異常を見抜けなかった。
(一部見抜いていたが)

誰しもきっかけになることはあふれていて
大切なのはそれに気づくこと。
気づくようにうながすこと。
ひどい人生だったと思う。
けれどもそれに気づいて前に進んだことは
今までの人生よりもおおきく幸せなことだっただろう。

作中で
義母はあなたを憎んでいなかった
きっとあいしていた
云々という描写があったが。
宗教・文化の違いなんだろう。
愛していたならなぜ?と思わずにいられない。
と同時に愛ってなんだろうニャと思う。

(たぶん義母はハワードの父と離婚したことによって
彼という存在をなかったことにしたのかもしれない
と書きながら思った。
性格の変化は多々あるとしても
晩年の穏やかだった状況と
ハワードに怯えいらだっていたことがどうも納得いかない。
離婚したことによってもう自分は彼とかかわりないと
切り替えたとして。
それでも義母と父に愛されたかった彼をおもうとせつない)
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