愛についての感じ
海猫沢 めろん
単行本: 242ページ
出版社: 講談社 (2011/2/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062168227
ISBN-13: 978-4062168229
発売日: 2011/2/25
商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
内容紹介
この美しさはなんだろう。
愛って言葉が生まれる前の世界みたいだ。――穂村弘氏
はみ出しものたちがこの世界の余白で奏でる、
誰も知らない恋のモヨウ、少し変わった愛のカタチ。
“次にくる小説家”海猫沢めろんがその才能を惜しみなく披露した、初の作品集。
(カバーイラスト:市川春子)
<収録作品>
「初恋」 誰からも名前を忘れられた男の、淡く儚い恋の物語。
「ピッグノーズDT」 道で倒れていた女性を助けてから、
オレの恋(=脱DT)が始まったと思ったけれど……。
「シュガーレイン」帰らぬ誰かを待ち続ける幼い兄妹のもとに表れた、ひとりぼっちの闖入者。
奇妙な共同生活を始めた三人は、やがて――。
「オフェーリアの裏庭」とある山奥で「私」が目撃した偶然=色褪せた奇跡とは。
「新世界」東のヤクザ・金城×西の色街で働くたま子。
交わらず、届かないそれぞれの想いの行方は――。
うみねこざわめろん
初めて見たとき「名前じゃねえ」と思ったのでした。
確か某SFアンソロジーが初見でした。
その時はシュールレアリズムっぽい書き方なんだなと感じて
そこで終了。
再び出会ったのはなぜかラジオでした。
文科系トークラジオLife。
「あのへんな名前の人出てる!」だったのに
もうなんでしょうねえ、
生きざまがもう小説っぽく
ただただ「すげーなー」(しろめ)
作品集ということで。
一番好きなのは「新世界」。
これだけ雰囲気というか書き方がちょっと違うというか。
なんだか詩っぽい。
ちゃんと小説なんだけど、詩のような
でも底に最初から諦めのような、死のようなものがべたーっと漂ってて。
昼間の明るさと、色街の薄っぺらい華やかさと
ホテルの狭さとかが混沌としつつも
きれいで
きれいだけじゃなくって
読んでて絶対幸せにならないんだってわかるんだけど
そういうのって日常にもあって。
口では「大丈夫だよーなんとかなるよー」って言ってても
本当は心でどうにもならんし、ここから抜け出せないよねって
そんな、うん
あきらめのような。
そんな甘美な話でした。
なんかものすごくぞくぞくしたし
こわいって思った。
めろん先生ってこれ以外の話は
「あーそうだよねー」って感じなのに
これだけ「どこにそんなの隠してたの?」って。
にこにこ笑ってたのにナイフでざくーって刺されたかんじ。
こわい作家だなって。
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