2014/07/23 (Wed) 14:09
猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷
小路幸也
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: 徳間書店 (2011/6/16)
ISBN-10: 4198631891
ISBN-13: 978-4198631895
発売日: 2011/6/16
商品パッケージの寸法: 19 x 13 x 2 cm
内容紹介
大学で研究する和弥は、恩師の娘を嫁に貰った。
ある日、帰宅すると妻が猫になっていた。
実は和弥は、古き時代から妖(あやかし)に立ち向かう蘆野原(あしのはら)一族の若き長。
幼馴染みで悪友の和泉と、猫になった娘とともに、
文明開化の世に出没する数々の災厄を防いでいく。
陰陽師や祓師のような力を持つ主人公と悪友との軽妙なやりとり、
猫になったときの記憶がない美しい妻との叙情的な日常を、丹念な筆致で描く幻想小説。
(Amazonより
災いをはらう一族の物語というと
少年少女のバトルが主なものと思われがちですが
これは「静」の物語でした。
おもしろいなと思ったのは主人公が
「長筋」(おさすじ)ということ。
「長」(おさ)ではない。
(理由はもちろんある)
彼だけが禍を見ることができない。
感じることは、できる。
それでも親友や長老格のソメ、某々爺など
彼をとりまく人々はどこまでもやさしい。
そんな人々に支えられて、そして妻に猫に助けられて
彼は静かに長筋として動く。
彼は自分の役目を知ったとき何を思っただろうか?
父の行動と自らの役割。
彼の故郷アシノハラは猫に守られて
静かにあるようなそんな気がします。
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