良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖
マーサ スタウト (著), 木村 博江 (翻訳)
単行本: 254ページ
出版社: 草思社 (2006/01)
ISBN-10: 4794214723
ISBN-13: 978-4794214720
発売日: 2006/01
商品パッケージの寸法: 18.9 x 13.3 x 1.7 cm
内容紹介
一見、魅力的で引きつけられるが、身近につきあってみると、
うそをついて人を操る、都合が悪いと空涙を流して同情を引き、
相手に「自分が悪い」と思わせる、
追いつめられると「逆ギレ」して相手を脅しにかかる……
そんな人たちがいる。
彼らは自分にしか関心がなく、
他者への愛情や責任感によって行動が縛られることがない。
つまり「良心」をもたないのだ。
出世であれ遊び暮らすことであれ、
手段を選ばず自分の欲求をみたそうとするので、
周囲の人は手ひどいとばっちりを受ける。
だが本人は悪びれず、自分こそが被害者だと言いつのる。
本書は、25人に1人いるという「良心のない人」の事例をタイプ別に紹介し、
もし彼らにかかわってしまったらどうればいいのか?
事前に見分ける方法はあるのか? そんな疑問にすべて答えてくれる。
(Amazonより
以前勤務していた会社に一人の男性がいました。
最初は普通にみんなと接して仕事をしていました。
でも気づいたらあれ?と思うことが多くなって。
先輩や上司に相談しても考えすぎだと言われ、そうかな?と思ってました。
そのうち彼は早退遅刻を繰り返すようになりました。
母親の持病が悪化しているとのことで、所属部署のみんなは心を痛めました。
仕方ないよねと、彼の仕事は私がやることになって
ふと気づいたらおかしなことに気づきました。
彼のいうことが本当ならば、彼の母親はとうに亡くなっているのです。
彼の言っていることを調べてみると納得できず、上司とさらにその上司に相談し
結果的に私は過労で辞めました。
辞める寸前にすべてわかりました。
彼の言っていたことが全てが嘘で、前の勤務先もその前も
おなじような嘘が原因でやめていたそうです。
たまたま私は介護に興味があり、調べてみたらおかしいことに気づきました。
全てが明るみになるまで社内では私にたいして
「うそつき」
「働きたくないだけ」
「病気の人を疑う最低なひと」
そう言われていました。
どうして彼はばれるような嘘をずっと繰り返すのだろうか。
ずっともやもやしていました。
これだったのかもしれないと、この本を読みながら思いました。
社会病質、ソシオパシー、ないし
精神病質、サイコパシー
この本ではサイコパスという表現をされています。
小説、映画、アニメであるとサイコパスは
猟奇的な殺人キラーだったりしますが、少しちがいます。
いろいろ特徴はありますが、よく目につくのは
「口の達者さと表面的な魅力」
病的に嘘をつき、ひとをだますこと。
それが?と思うかも知れませんが
本書には三人のケースがあります。
(そのうちの一人が私と似たようなものでした)
私たちの日常でよくありがちなことが
それが彼らサイコパスによることだったら。
心を赦しているひとがそうだったら。
世の中には文字通り良心をもたない人たちが一定数存在するということを
目をそらさないで知っておくべきでしょう。
彼らがなによりも恐ろしいのは
良心をもっていない
つまりどんなにひどいことをしたとしても
全く悪いと思っていないのですから。
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |