「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ！」。
小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういつた。
「そうです。私は、いい子です！」
そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。
――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ子供たちをいきいきと描いた感動の名作。


(Amazonより





タイトルと表紙は知ってました。
初めて！いまごろ！読みました。
正直タレントさんが書いた本が苦手なので
手に取るのはまれです。

おもしろかったなあ、のあとに
小林先生は素晴らしいなあと
幾人の人が思ったであろうことを思いました。

著者といえば、徹子の部屋。
玉ねぎ頭から飴ちゃんを取り出したり
奇抜な衣装だったり。
そしてユニセフの活動など多岐にわたる活動をされています。
某世界ふしぎ発見！をみてても
おもしろい思考の人だなと思ってました。
これはこのトモエ学園のおかげなのかもしれません。
今の子供はすぐに自閉症だったり、病気とカテゴライズされてしまいます。
その中に本当にその病気の子もいるとは思いますが
大半はそうじゃなかったり
軽度で訓練次第で十分ふつうに暮らせる子も多いはずです。
そんな子らに、この学校があったらどんなによいでしょう。
わずかな期間しかなかったこの学校は
この本のおかげで個々の心の中で
読んだ人みんながあの場所で遊んだことでしょう。
たのしいことも、かなしいこともある。
そんなところも素晴らしい一冊です。