朱川 湊人
- 文庫: 301ページ
- 出版社: 角川書店 (2003/11)
- ISBN-10: 4043735014
- ISBN-13: 978-4043735013
- 発売日: 2003/11
- 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
内容(「BOOK」データベースより)
仕事は霊魂を体内に受け入れること。
彼にとっては霊たちが自分の内側の白い部屋に入ってくるように見えているのだ。
ある日、殺傷沙汰のショックで生きながら霊魂が抜けてしまった少女・エリカを救うことに成功する。
だが、白い部屋でエリカと語ったジュンはその面影に恋をしてしまったのだった…。
斬新な設定を意外なラストまで導き、ヴィジョン豊かな美しい文体で読ませる新感覚ホラーの登場。
第十回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。
(Amazonより
たぶん、介護系の本だったと思う。
この本が紹介されていた。タイトル作ではない。
「鉄柱」という作品です。
読み方は「クロガネノミハシラ」。
タイトル作についてかいてある書評は多いと思うので
この作品について書こうと思う。
なおこの本はタイトル作である「白い部屋で月の歌を」と「鉄柱」の
ふた作品が収録されています。
引っ越してきたばかりの土地で優しくされました。
それがずっと続いてます。
ある意味過剰なくらい。
子供はいませんが、妻とふたりで暮らしてます。
田舎だけど本社よりのんびりで
妻の体調もよく、幸せです。
でも妻がある日なくなりました。
自殺です。
ざっと書くとこんな内容です。
この作品で納得いかないのは主人公です。
優柔不断というか、はっきりしないというか。
同じ過ちを繰り返してる。
懲りてないというか。
ある意味雑誌やネットに書いてある
「男と女の性格はこんなに違うよ!」の例のように動いてる感じ。
なのでそこがずっとひっかかるというか。
閉じた町で同じ場所でごくたまに自殺がある。
その自殺の際、紙があったかないか。
それで事がかわる。
自分の人生がいま最高だと思いますか?
そしてこれからの人生が下り坂だと知っている場合。
どうしますか?
死にますか?
生きますか?
自殺とは自分を殺す
自分の人生を人生最高!のまま終わらせる事ができる、という方向で見ることもできる。
どうしますか?
わたし自身
いちどだけもうしんでもいいやと
かなり本気で思った事があります。
まあ幸せ絶頂じゃなく、どん底ってほうですが。
幸せだからしぬ
そんな思考がなかったので、一瞬は?と思ったのですが
もしかしたら、形は違えど似た風習が世界のどこかにあってもおかしくはないかも。
幸せな死。
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