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2014/01/07 (Tue) 10:13
わたしが正義について語るなら 
やなせたかし (著)




新書: 158ページ
出版社: ポプラ社 (2013/11/6)
言語: 日本語
ISBN-10: 459113735X
ISBN-13: 978-4591137352
発売日: 2013/11/6
商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm



内容紹介
正義とは何か。絶対的な正義なんてないし、正義はある日逆転する。
正義のためには悪人がいなくちゃいけないし、悪人の中にも正義がある。
正義を生きるのは大変だけれども、その中で僕たちが目指すべき正義とは――。
私たちの絶対的なヒーロー「アンパンマン」の作者が作中に込めた正義への熱い思い



(Amazonより)

********************

マイケル・サンデルが言った正義と、わたしたちの知っている正義とは同じだろうか。
もっと身近に正義はなかっただろうか。
そうおもって気付いたら、あんぱんマンがそばにいたのだ。
去年読んだ本の共通は「覚悟」だったと思う。
これもまた、「覚悟」の本だった。
人というものは多面なものである。
ものすごくイヤな人でも、自分の子供にはよき父や母であったり。
それでいいんだと思えるようになったのは近年の事です。
私はものすごく心が狭いので
「あいつはけしからん!」となるとそこしか見えなくなってしまう。
いろんな人がいていい。
いろんな顔をもっていい。
でも「戦う」ときは一人で覚悟をもつこと。
そのいろんな顔をもついろんなひとを受け入れる。
自分を信じて続けること。
理想かもしれない。
今は正論をいうと叩かれる時代で、だからこそ
この本が注目されているのだと思う。



この本のすごいところは、新書版ではないもの
「未来のおとなへ語る わたしが正義を語るなら」と内容がほぼ同じ。
ルビがふってあるものの、同じです。
子供だからわからないでしょう?じゃない。
大人が真剣に向き合えば、子供にもちゃんと伝わるということだと思います。
こういう試みの本ってあまりないだけに素晴らしいですね。
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