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2024/05/19 (Sun) 15:36
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2013/11/10 (Sun) 08:37
高橋コレクション マインドフルネス!
会場:札幌芸術の森美術館
会期:2013年9月14日(土)~11月24日(日)


休館日:11月5日(火), 11日(月), 18日(月)
観覧料:一般1,000(800)円、高校・大学生500(400)円、小・中学生200(160)円
*( )内は前売、あるいは20名以上の団体料金
*前売券は8月2日(金)より発売!
主催:札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、北海道新聞社
後援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会
協力:テレビ北海道、北海道放送
特別協力:高橋龍太郎、高橋コレクション、医療法人こころの会
企画協力:内田真由美、児島やよい


日本屈指の現代美術コレクターとしてつとに知られる高橋龍太郎氏。
類い稀なる確かな眼力と瞬発力ある収集で、これまでに取得した作品はおよそ2,000点を数えます。
その数もさることながら、内容的にも多岐に渡り、
複雑多様に展開する日本の現代美術を氏のコレクションだけで俯瞰できるほどに充実したもの となっています。
この展覧会は、その光彩放つコレクションから114点を精選し、
「マインドフルネス!」と題してお送りするものです。
マインドフルネスとは、
精神医学の分野で近年とみに注目されている認知療法のひとつで、
常に「今」に気づきを向け、その現実をあるがままに知覚し、
それに対する思考や感情にはとらわれないでいる存在の有様を意味します。
ここでは、「あるがままにアートを受け入れること」「今、ここにあることの気づき」を促し、
アーティストと、観る者とをつなぐ新たな観点として提示されています。
出品作家は、高橋コレクションの原点である草間彌生(14点)を始め、
戦後のアートシーンを牽引してきた横尾忠則、李禹煥、森山大道、荒木経惟、
次いで、舟越桂、森村泰昌、宮島達男、
国際的な評価も高い奈良美智、村上隆、会田誠、大岩オスカール、
そして若手のChim↑Pomなど、日本を代表する現代美術家総勢40組です。
[出品作家]
草間彌生/横尾忠則/李 禹煥/森山大道/荒木経惟/
菅 木志雄/辰野登恵子/舟越 桂/森村泰昌/小林正人/
宮島達男/畠山直哉/奈良美智/鴻池朋子/村上 隆/
会田 誠/大岩オスカール/ヤノベケンジ/福井 篤/落合多武/
小出ナオキ/川島秀明/塩田千春/平野 薫/安藤正子/
鈴木ヒラク/藤田桃子/大野智史/小西紀行/橋爪 彩/
塩保朋子/樫木知子/名知聡子/熊澤未来子/坂本夏子/
松井えり菜/佐藤 允/近藤亜樹/ob/Chim↑Pom





期待以上でした。
入場してから角を曲がるたび、想像してなかったものが目に飛び込んでくる。
普段作家ひとりの展覧会に行くことが多いので
多様な作品を一気にみるという事があまりありません。
なのでどんどん脳が混乱していくという感じでした。
混乱というか、インプット量が情報量が多かったです。
目録も購入したのですが
圧倒的に本物のほうが何百倍もすごみを放っていました。
どの作品も鬼気としたものだったり、静けさだったり。
日曜美術館や、NHK、BSの美術番組でみたことがある作品も多く
「みたことあるー!」とテンションも常にマックスだったと思います。
とある作品で声を出してしまってご迷惑をおかけしてしまいすみませんでした。
びっくりばこを歩いてる、そんな感じです。


多数ある作品のなかですきなのは
菅 木志雄氏の「複潜化」シリーズ
塩田 千春氏の「ZUSTAND DES SEINS(存在の状態)-ウエディングドレス」
鈴木ヒラク氏の「道路(網膜)」
ただ圧倒的だったのが
合田 誠氏の「大山椒魚」
松井 えり菜氏の「食物連鎖 SterWars!」
個人的にこういう場所でみてて、書きなおした修正跡とかみるとぞくぞくするので
非常に第興奮いたしました。
ほんとうにかいてるんだなあ、妥協しなかったのか!



ヤノベ ケンジ氏の「イエロースーツ」
311前の作品で、その前後で作品の評価がかわったのかな?
時代の先をいったもので、背後をみたらスーツのなかががらんどうで。
まあ、いろいろ思ってですね。
そしてその先にChim↑Pom氏の「REAL TIMES」があって。
個人的にいいますと。
ダメです。
アートとして認められません。
私はその周囲に住んでいたので、あの場所はなんども行きました。
ひとりでぼんやりしにいったこともあります。
ぱっくり割れたアスファルトのため途中から徒歩で向かって
展望台に行って
最後にかかし。
たぶん、いろんな人が賛同したと容易に考えられますが
福島県民にとってはゆるせないというか。
そう簡単にいえることではなく
「ものすごい不愉快でした。」
新進気鋭のアーティストの作品を買うという行為は文化を育てることに繋がります。
なのでアーティストの作品がどうこういうつもりはありません
(でも感想くらいはいわせてくださいな)
でもこれは違うと思う。
ものすごくかなしかった。


今回はおとなりの札幌市立大学さまとの連動企画で
図書館で出品参加作家さまの文献をよんでみよう!というのもあり
お邪魔しました。
隣に大学があったなんて初めて知ったよ!
大学の図書館初めて入館だよ、わーい!
2時間ほどのんびり読ませていただきました。
なんとなく思ったのが
芸術、アートと詩(現代詩)は意外とあうのではないかと。
芸術、アートは言葉は使ってません。
(作品によってはあるかもしれませんが)
その作品たちをみてイメージで小説をかいたら
人によっては書き過ぎだというかもしれません。
(それは私が芸術作品は観る人によって解釈がちがうと思ってるので)
ですが現代詩というものは具体的に書かれているものが比較的少ないですし
それこそ個々の解釈が違ってあたりまえなので
小説よりも仲良しなのかも。
ジャズとヒップホップの関係に近いのかも。
なんて思ったりでした。


今回の目録は豪華で読みごたえもあって
買ってよかったです。
最初は
「コレクションみせびらかしたいだけなの?」とか思ったのですが
本当にすみませんでした!
十分すぎるくらい堪能しました。
生と死が感じられる作品が多いのはコレクターの職業柄なのでしょうか?
私も待合室でやよいちゃんに会いたいな。
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